野球の写真にはこんなにメリットがある!

写真は想い出という方は多いと思います。それもあって写真イコール「記念撮影」という方も多いのでしょう。しかし、野球の撮影をかれこれ15年近くやっていると他にも様々な効用を感じます。

  • 写真を見て「けが」の防止(ボールを投げるときにちゃんと肘が上がっているか?など)
  • 調子の良いときの写真で好調な状態を持続させる
  • 無邪気に野球ができた頃の自分自身を保存

この様に子どもたち自身には、いくつかのメリットがあると思われます。

うちの子どもも、打席の足の上げ方やバットの立て方などをみて、すり足の方がタイミングが自分には合っているのか?バットを投手側に倒さないほうが、スムースにバットが出るか・・・など一人でぶつぶつ確認をしておりました。大学に進学して、久しぶりに写真を撮って本人に渡すと「こんなに足あげてる?」とあまり自覚がないことも写真を通じて客観的に理解が進む様です。調子が悪くなった子どものチームメイトが、「連写で写真撮ってください。ちょっとバッティングが分からなくなってしまったんで・・・」と私のところに写真の依頼に来ていたのも客観的に自分を確認するためだったと思います。

一方、親にとってはどうでしょうか?

少し前に日本経済新聞に「ほめ写」という記事が掲載されました。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO35701790V20C18A9KNTP00/

子どもの自己肯定感を高めようという取り組みです。記事には1月生まれの男の子の例が掲載されていました。その子は早生まれということもあって、お母さまは「同級生と我が子をつい比較しては、我が子のできないことばかりに目を向けていた」そうです。しかし、それではいけないと、心を改めお子さまの写真を自宅の壁に飾り、それを見ながら親がお子さまを褒めるようにしたそうです。

そうすることで、他のお子さまと比べるのではなく、何年か前の我が子と今の我が子を比べて成長を実感し、褒めることができるようになったそうです。

「できないことに目を向けるのではなく、できたことに目を向ける。」そんなきっかけに写真がなればこんな嬉しいことはありません。