中学で野球やるなら硬式野球か?軟式野球か?どっち?

高校生になるとほとんどの選手が硬式野球部の門を叩くと思いますが、それまでの小学生、中学生のときは、硬式野球か?軟式野球か?の選択でとても迷うと思います。

特にお母さん達は、「あんな硬いボールは危ないでしょ!」と超ネガティブの方も多い様です。うちの子どもは軟式野球の経験がないレアなケースですが、硬式野球、軟式野球のメリデメを以下にまとめてみました。ぜひ、お子さまとの対話の材料にしていただければと思います。

硬式野球軟式野球
練習頻度土日祝日中心月曜以外毎日
ケガ当たると危険硬式よりマシ
高校への移行スムース戸惑いあり
勉強配慮少ない試験前は休み
他のスポーツ野球以外も可野球オンリー

上記は少々言葉足らずなので、以下に補足します。

  • 物理的にボールが当たった場合のケガ以外においては、練習頻度との相関があると考えます。よく硬式野球はボールが重いので、肩や肘に負担があると言われます。しかし、硬式野球の練習は、土日祝日しかないチームが殆どなので、練習後のケアを十分に行えば平日の間に十分な休息をとることが可能です。
  • 硬式野球と軟式野球では、ボールのバウンドが随分違います。高校へ入ったとき軟式野球しかしたことがなければ、最初のうちは戸惑いがあると思います。小さい頃から硬式野球で慣れている場合は、スムースに高校野球に溶け込めると思います。
  • 学校の試験は、硬式野球はやや厳しいです。様々な学校から選手が集まっているため、中間試験、期末試験の日程は選手ごとにバラバラになります。よって、試験前にも練習があることが多く、普段から勉強をしておかないと、恐ろしい点数を取ってくることがあります。
  • 個人的にとても大切だなと思うのは、複数のスポーツをするチャンスが硬式野球にはあることです。うちの子どもは、中学校時代シニアリーグ(硬式野球)に所属し、週末は野球を行っていましたが、平日は、学校の陸上競技部に所属して、短距離走をやっていました。そのお陰で、陸上競技部でしっかりと走るフォームを習うことができ、走力がアップしたと思います。結果的に野球での走塁のスピードは上がりました。逆に、小学生の頃から野球を通じて直角に曲がって走ることに慣れていたので、陸上競技場のトラックのカーブに強く、400mリレーでは第3走者(カーブを走り、アンカーにバトンを渡す)を任されて、県大会で6位入賞などの走りを見せてくれました。2つのスポーツをすることで、相乗効果をえられるのも硬式野球のメリットかと思います。