どんなレンズを準備すれば良いですか?

ある著名な写真家に1日同行させていただいた際にその方が言っておられました。「(背景の)ボケとピント(を合わせるスピード)にはお金がかかる。。。」確かに、子ども達の頑張る姿をキレイに撮影するためには、高い機材があるに越したことはありません。しかし、レンズは、中古でOKです。カメラは残念ながらシャッターを切った回数が寿命の影響を受けます。

【参考】

また、お子さまの成長に応じて(球場の大きさに応じて)レンズも変わってきます。将来を見据えて、さらに、野球だけではなく、ペットや鳥や飛行機など別の被写体にも使えるレンズなどを考慮して購入すると、お子さまの野球が終わってしまった際に新たな楽しみを見つけることも可能です。

以下、私が購入したレンズのご紹介を致します。キャノンは今、ミラーレスにシフトしていっているので、これから買い揃えていくのであれば、以下に相当するRFレンズをお勧めします。

1. EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMEF1.4XⅢ

このレンズは、現在は新しいモデルが発売されています。お子さまが小学生であれば球場が小さいのでこのレンズでの撮影が可能です。EF1.4XⅢというのはエクステンダーというものでレンズの焦点距離を1.4倍にするものです。つまり、より遠くのものを大きく撮れるという優れものです。この2つを中古で購入しました。EF70-200mmのレンズは、野球をやっていない娘のポートレート撮影に適していました。F2.8という数値で撮影すると背景が綺麗にボケるのでとても良い写真が撮れます。また、飼育しているわんこの写真も綺麗に撮影できますので、使い勝手がとても良いレンズです。

2. EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

現在、学童野球の撮影をする際は、このレンズを使っています。学童野球の撮影をするのであれば、とても重宝するレンズです。球場のどこからでも子ども達の表情が撮れるところがとても便利です。さらに、お子さまが高校野球で活躍する頃には、このレンズに1. で記載させていただいたEF1.4XⅢをつけると高校野球での撮影も可能です。

3. EF400mm F4 DO IS USM

お子さまが大学野球で活躍する頃には、さらに性能の高い単焦点レンズもお勧めです。というのは、大学野球では人工芝のグランドが多く、秋のリーグ戦などでは、太陽が低い午前の試合など人工芝が光って通常のズームレンズでは上手に撮ることができませんでした。それに対して、このレンズはなんとか撮ることができました。現在は、生産中止になっている様ですので、RFレンズ(ミラーレス用)で購入したいところですが、超お高いので、私には手を出せません。。。

(東北大学硬式野球部)

カメラ設定は、こちらでご確認ください。

4. 400mmレンズで撮れる別のもの(エクステンダーを使用しています)

野球だけではなく、野鳥や飛行機なども撮影できますので、写真撮影を楽しむことが可能です。カワセミの写真は、千葉県の谷津干潟で撮影しました。また、飛行機の写真は自宅のベランダからです。案外、身近に面白い被写体がありますの、写真ライフを楽しんでいただければと思います。