【文武両道】 医学部で学ぶ剛腕投手 〜ユニフォームと白衣の二刀流〜

子どもが東北大学に進学し、硬式野球部に入部したときに驚いたのは、医学部生でありながら硬式野球部で活躍している選手がいるということです。

当然ながら医学部は勉学が忙しいので、医学部生のためだけの野球チームがあると聞いたことはあります。しかし、仙台六大学野球の舞台で活躍していることは新鮮な驚きでした。

なぜなら、野球は練習にとても時間がかかるスポーツであると感じていたから。例えば選手1名が5分間バッティング練習をしたとしても、15人の選手がいるとすると5分間×15人で1時間を超えます。当然5分間のバッティング練習では十分ではないため数セット繰り返します。

その様な長時間練習を子どもの頃からやってきた上に、医学部に入学できるとは、どんな少年時代を過ごしのでしょうか?

実際には、大学に入学しても授業の方が忙しく、本来なら睡眠時間を確保したいところだと思いますが、早朝しか練習時間がなかったとのこと。ときには朝の5時台からグランドに向かい、黙々と投球練習を繰り返していたとのことです。周囲のチームメイトもそれを理解しており、特にキャッチャーは5時台からの投球練習の相手として参加してサポートをしていたとのこと。

そんな日々の努力と周囲のサポートが医学部投手を産んだのでしょう。

ちなみに、夢は小児科医だそうです。素晴らしい先生になると思います。

(撮影機材:キャノン EOS-1DX Mark Ⅲ EF400mm F4 IS Ⅱ USM + EF1.4×Ⅲ ))

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