【学童野球の写真撮影例】「外野手の背走キャッチ」を撮る!
外野手の醍醐味は、「ホームランか?」と思われる大飛球を走りながらキャッチするシーンではないでしょうか。特に、学童野球ではプロ野球の様に外野フェンスがないため、最後の砦である外野手が抜かれてしまうと打球は際限なくコロコロと転がり、楽々ランニングホームランになってしまいます。
(撮影機材:キャノン EOS-1DX Mark II EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM))
従って、外野手が鍛えられているチームは、簡単には得点を与えない強いチームになっていきます。うちの子どもが小学生の頃は、打者に背を向けて走り始めてからコーチがふわっとしたボールを投げ、振り向いてキャッチするという練習を外野手も内野手もやっておりました。野球経験のない私にとっては、信じられなかったです。打者が打ったボールは一瞬で外野に到達するのに、打った瞬間にボールの落下地点を予測して、打球を見ることなく、まずは一目散に落下地点に向かい、落下地点に近づくやいなや振り向いて、すぐそこに来ている打球を探し出して、キャッチする。。。「そんなことができるはずはない」と思っていました。
しかし、子どもたちの吸収力は速く、程なく殆どの選手ができる様になりました。テレビで見るプロ野球や高校野球では、何気なくキャッチしているので、気に留めていないお母さんも多いのではないかと思いますが、いざ自分が外野手としてグランドに立たされたとしたら、打球を見分け、風を計算し、左バッターのレフト線の当たりは、どんどんきれていく中で、「果たして落下地点に行けるのか?」と考えると到底無理です。
この写真の外野手は、コツを掴んでいるのでしょう。打球を感じ、落下点に疾走し、「届け!」とグローブを突き出した瞬間です。彼の舞台は、5年後には甲子園になるかも知れません。今は、菜の花の観客が外野席を埋めていますが、やがて、われんばかりの大声援の甲子園で、背走キャッチのスーパープレーを見せて欲しいものです。
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