選手の好調を保存できる写真の「チカラ」

今日のテーマは、バッティングの絶不調状態時に、好調だった頃の写真を見てヒットを打てたという話です。


コロナ禍で無観客試合が続き、1年ぶりにわが子の試合を見ました。するとこれまで見たこともない力強いスイングになっており、びっくりしました。しかし2試合、全打席で弱いライト方向へのフライアウト。。。全てボールの下を叩いてしまい、平凡なフライに終わっていました。


本人に聞いてみたところ、リーグ戦前から絶不調。いろいろな人からアドバイスを貰うも、もがき苦しんだ果てに「迷走している」とのこと。その日の本人の自覚症状としては、バットがスムーズに出てこない。遅れて、擦って、フライしか飛ばない。センターに打っているつもりなのに、ライトにしか飛ばない。。。と言うものでした。


そこで、昨年のリーグ戦の写真と現在の状況を見比べました。上の写真が昨年の好調期。下の写真が今年の不調期です。若干撮影場所が違うため、気のせいかもしれませんが、異なる点は右膝。昨年よりも深く曲がり、膝が内側に寄っています。弱いフライばかりになってしまうため、より強い打球を打ちたくて右足の母指球に力を溜め、右半身でボールを押し出そうとしていたのではないかと想像しました。(私には野球経験が無いため、詳しい理論は分かりません。)


早速、2枚の写真を本人に送り、見比べる様伝えました。翌週の試合を観に行ったところ若干修正されており、第2打席で強いゴロが出ました。そして、その次の試合で見事に強いライナーでセンター前ヒットを放ちました。センター返しを打とうとしているのに、ライトフライになる。。。と言う症状は見事に改善しました。


写真は想い出。
その想い出には、過去の好調のときも当然含まれます。フォームが変わってしまって戻せなくなったとき、写真を頼りに、過去に戻る。そんな効用も写真にはあります。


ぜひ、良いときも、悪いときも、お子さまの写真をいっぱい撮ってあげてください。

以下もご参考にしていただければと思います。